1. トップページ
  2. 診療部門紹介
  3. 病理診断科

病理診断科

 病理学は200年以上の歴史を持つ学問ですが、今日ではその手法や対象も多岐に及んでいます。そのうち、医療機関において患者さんに適切な診断を付する病理診断業務は「病院病理学」と呼ばれています。

病理診断業務の種類

病理診断業務は、①組織診断(組織診)、②細胞診断(細胞診)、③病理解剖(剖検)に大別され、さらに組織診は検体の種類から生検と手術検体に分類されます。その中には術式や切除範囲の決定に必要な術中迅速診断も含まれます。組織診・細胞診・病理解剖はいずれも開院以来増加の一途をたどっていますが、これらは全て常勤の病理医1名と臨床検査技師2名によって対応しています。
 病理医は剖検医・病理専門医・細胞診指導医の資格を、担当検査技師(2名)は細胞検査士の資格を有していますが、診断に苦慮する症例は大学の病理学講座やその領域を専門とする病理医に適宜コンサルテーションを行い、的確な診断を付すよう努力しています。また、免疫染色(蛍光抗体法・免疫組織化学)、電子顕微鏡検査、遺伝子解析(PCR)などの特殊な検索手法についても、最新機器を擁する大学に検索を依頼し高い精度を保つよう心掛けています。
 院内においては臨床医と頻繁に連絡を取り合い、また科別の症例検討会を開くことによって、綿密な連係プレーを行っています。

トピックス

 免疫組織化学染色は、従来対象組織の性質を識別し病理診断の一助とするのみでしたが、近年消化管間質腫瘍(GIST)のc-kitや乳がんのHER2など、これらの免疫組織学的検索が治療により密接に関連するようになり、その染色精度や判定に重要性が増してきています。