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女性泌尿器外来

歳をとり排尿の問題のために外出を控えたりしていませんか?何かに挑戦したくても排尿や違和感の為にあきらめたりしていませんか? 泌尿器ってイメージ的に男性の科という感じがして受診しづらいと思っていませんか?頻尿や尿失禁、骨盤臓器脱などは中高年女性の生活の質(QOL)に関わる重大な問題です。

女性泌尿器外来では主に女性の排尿障害(頻尿や排尿困難)、尿失禁、骨盤臓器脱を女性医師が専門的に診療いたします。同じ女性として、歳をとっても少しでも若く元気でいられるお手伝いができればと思って診療しております。

お困りのことがありましたら、お気軽に受診してください。

担当:泌尿器科 高澤 直子
診療日時:毎週金曜日  午前9時~(予約制)

尿失禁

トイレに行きたくなってまで間に合わずにもれる、咳やくしゃみをした時に尿がもれる、我慢をしていたのにトイレのドアをあけたとたんにもれてしまう、水の音を聞いただけでもれてしまう、知らない間にもれている・・・こんな経験ありませんか?尿失禁にはいろんなタイプがあります。タイプにあわせて内服治療や体操などの理学療法、体に負担の少ない手術など治療の選択肢はさまざまです。

是非一度相談してください。

尿失禁のタイプ

咳やくしゃみでもれる
立ち上がった時にもれる
歩いている間やジャンプするともれる
腹圧性尿失禁
トイレに間に合わないでもれる
水の音を聞くともれる
切迫性尿失禁
知らない間にいつの間にかもれている
溢流性尿失禁・反射性尿失禁
トイレへの移動に時間がかかりもれてしまう
機能性尿失禁
常にもれている
尿道外尿失禁 など

腹圧性尿失禁の治療法

まずは、骨盤底筋体操から始めてみてください。緩んでしまった骨盤底筋を鍛えることにより臓器が下がってくるのをおさえ、尿道の力をつけることにより尿失禁を防ぐ方法です。内服薬による治療法もあります。 前述の治療で効果が得られない場合には、手術(TOT手術)が効果的です。

TOT手術(Trans-obturator tape)

TOT手術は、尿道のすぐ下の膣と大腿の付け根に小さい切開をおきその間に尿道を支えるためのメッシュテープを挿入することにより、尿失禁を予防します。
約30分程度の手術時間で健康保険の適応があります。
術後約2ヶ月間は重いものを持つことや、運動を控えていただくことが必要になります。大血管損傷や腸管穿刺などの重大な合併症のリスクはまずないと考えられています。術後に排尿障害が起こることもあり、その際には一時的に自己導尿をすることやメッシュの調整をすることもあります。メッシュびらんが起こることもあり、その際には処置が必要です。ほとんどの腹圧性尿失禁には十分な効果が期待できる方法です。

骨盤臓器脱

陰部に何かはさまっている、落ちてきている感じがする、お風呂に入ったときに股に何か触れた、こんな症状があった場合は一度ご相談ください。
骨盤臓器脱はいわゆる骨盤臓器のヘルニアです。下がっている臓器によって呼び方が変わります。

骨盤臓器脱の呼び方

骨盤臓器脱の治療

メッシュを使用した手術(経膣・腹腔鏡)や膣閉鎖・膣式子宮全摘除術・膣壁縫縮術など、骨盤臓器脱の種類や症状の程度に応じて、手術の方法を選択しています。どの手術も、麻酔は麻酔科専門医師による全身麻酔で施行しており、入院は約1週間程度です。ほとんどの手術で翌日から歩行できます。健康保険の適応があります。

 骨盤臓器脱手術

TVM手術

骨盤臓器脱の状態に応じてメッシュの形を変えています。
膣からの手術ですので、お腹には傷はつきません。膣の中と、会陰・臀部に2~6カ所の数mmの傷で手術を行います。
使用するメッシュは、薄くて柔らかいポリプロピレンメッシュを使用しております。膣と膀胱、膣と直腸との間にメッシュを挿入しメッシュのアームを骨盤の中でも強靭な靭帯や筋膜に貫通させています。メッシュを挿入することにより、弱った筋膜や靭帯の代わりに骨盤臓器を支え、つり上げることができます。従来法に比べて、再発率が低いというメリットがありますが、中にはメッシュびらん(メッシュが膣壁からでてくる)というメッシュ特有の合併症も起こることが分かっており、当院では必要最小限のメッシュを使用するようにしています。